症例報告【腰痛】

症例報告

年代:50代
職業:営業職
性別:男性

主訴
仕事中やゴルフ中に出る腰痛

原因
長時間の座位姿勢や車での移動が多く、腰を反らせた姿勢や猫背姿勢が続くことで腰部への負担が増加。さらに、ゴルフスイング時の体幹・股関節の動きの制限や左右差によって腰で代償動作が起こり、痛みを助長していた。

既往歴
特になし

お悩み
仕事中の腰痛を改善し、ゴルフ中に痛みを感じずに最後までラウンドを楽しめるようになりたい。


初回の状況
初回来院時は腰の張りが強く、ゴルフスイングのテイクバック動作や腰を反らす姿勢で痛みが出やすい状態。可動域にも左右差が大きくみられ、特に右回旋・伸展動作で制限が強かった。
腹圧が入りにくく、腰で動きを補う癖が強いため、腰部に過剰な負担がかかっていた。全身的にも柔軟性が低く、特に股関節や胸郭の硬さが顕著。
デスクワーク時には背中を丸めた猫背姿勢や、反らせるような座り方をしており、日常的に腰にストレスをかける姿勢が習慣化していた。

初回の施術・運動療法では、
・股関節の可動性を引き出すエクササイズ
・腹部への感覚入力を高め、体幹を安定させる運動
を中心に実施。
これにより、腰への負担が軽減され、スイング時のテイクバック動作にも改善が見られた。実際に「体が回しやすくなった」との体感があり、動きの変化を実感された。


6回目の状況
ゴルフ中の腰痛は大きく軽減し、前半のラウンドでは痛みを感じにくくなった。
ただし、後半になると6ホール目以降で腰に張りが出やすく、持久的な体幹の安定性には課題が残る状態。
一方で、日常生活ではお腹に力を入れる感覚が身につき、デスクワーク中の腰痛も軽減。姿勢の意識が変わってきたことで、疲労感も減少している。

しかし、首・肩・胸郭周囲の可動性制限が依然として強く、特に上半身の動きの硬さからくる首・肩の張りが残存。
今後は、
・腹部の感覚入力をさらに高める
・股関節の可動性向上による腰部負担の軽減
・胸郭の動きを引き出し、首肩周囲の機能改善を図る
という方針で進めていく。


今後の目標と方針
ご本人の目標は「18ホールを回っても腰に負担を感じないカラダをつくる」こと。
また、仕事中も安定した姿勢で過ごせるようにし、再発を防ぐことを目指している。
週1回〜2週に1回のペースで継続的にメンテナンスを行いながら、より動けるカラダづくりをサポートしていく予定。

+Rebodyとしては、腰痛の「治す」だけでなく、「動けるカラダを取り戻す」「再発を防ぐ」ための機能改善を重視。
今後も、ゴルフや仕事のパフォーマンスを支えるカラダづくりを継続的にサポートしていきます。