症例報告 年代:40代 職業:デスクワーク(1日10時間以上座位) 性別:男性 主訴 足底筋膜炎・膝の痛み・腰痛(階段下降時・歩行時・長時間歩行で増悪) 原因 長時間の座位により、体幹・臀部・下半身の使用低下 → 股関節・脊柱の可動域制限 → 下半身に過剰負荷が集中し、足底・膝・腰に痛みとして出現 既往歴 特記事項なし(肩こり・慢性的な腰の張りあり) お悩み ・歩く、階段、長時間の外出で痛みが出てしまう ・運動が好きだが思うように身体が使えず不安 ・将来的にフルマラソンや富士登山に挑戦したいが、今の身体では不安が残る 初回の状況 階段下降や長時間歩行で足底に強い痛みが出現。しゃがみ込みや片脚立ちでは膝痛が顕著で、和式トイレのような深いしゃがみ込みは不可。 股関節・脊柱の可動域が乏しく、インナーユニットの感覚入力低下。代償として腰部・大腿前面の筋緊張が強く、本来使うべきお腹・臀部にスイッチが入っていない状態。 腰部・大腿前面の筋膜リリース後に股関節運動を引き出し、腹部・臀部への感覚入力を行ったところ、しゃがみ込み・歩行時の膝および足底の負担が軽減。 セルフケアとして、股関節の引き込み動作・インナーユニット活性(ヒメトレ)を指導。 6回目の状況 症状の変動はあるものの、足底痛は歩行時に軽減。階段昇行は改善傾向。下降時は膝がつま先より前に出る「膝で頑張る動作」が残存し、膝痛が発生しやすい。 引き続き身体機能の改善に取り組むことで、再発予防とより動けるカラダ作りに向けて週1回の定期的ケアを提案。 ご本人は「体を動かすのが好き」「フルマラソンや富士登山にも挑戦したい」と明確な目標を持っているため、まずは日常生活動作(歩く・階段)といった軽度負荷でもお腹・お尻を使える身体づくりを継続中。 本症例では、痛みの改善だけを目的とするのではなく、 「下半身に頼りすぎず、体幹と臀部を使って支えられる身体へ」 「運動・趣味が楽しめる身体へ」 「再発しにくい身体の習慣づくり」 を軸にサポートしています。 これからも“動けるカラダが人生を支える”という+Rebodyの方針のもと、 長期的な目標へ向けてご本人と二人三脚で取り組んでいきます。
