症例報告【腰痛・姿勢の崩れ】

 

症例報告

年代:50代
職業:デスクワーク(長時間PC作業)
性別:女性

主訴
骨盤〜腰にかけての慢性的な腰痛。姿勢の崩れも自覚。

原因
長時間のデスクワークにより同一姿勢が続き、腰部へ負担が集中。腹部の支持が弱く、腰で支える代償運動が生じていたことが背景。

既往歴
特になし

お悩み
慢性的な腰痛により姿勢が崩れ、趣味の週1回の5kmマラソンが続けられないこと。

初回の状況
立位姿勢では全体的な前傾が顕著で、肩は巻き込み姿勢。腹部の支持が入らず、腰で身体を支える癖が強い。
肩・股関節・脊柱の可動域は全体的に乏しく、背部の筋緊張も高いため身体をうまくリラックスさせられない状態。
長時間(1時間以上)座った後の動き出しに痛みが出やすく、まっすぐ立つ感覚も掴めない状況で、常に肩こり・腰痛の不安が伴っていた。

+Rebodyでは、骨盤アライメントの調整・腹部の感覚入力・脊柱の可動性向上を中心にアプローチ。特に肩甲骨の可動性と胸椎伸展動作の獲得に重点を置き、骨盤から脊柱までの運動連鎖が働く状態を作ることを目指した。施術・運動療法後は姿勢改善が確認でき、本人も「まっすぐ立てる感覚」を体感。肩・股関節の可動域も改善傾向に。課題として腹部(インナー)の活動不足が残っていたため、骨盤底筋のエクササイズ(ひめトレ)を宿題として初回を終了。

6回目の状況
5kmラン後の腰の負担は大幅に軽減。1時間座り続けた際の腰痛はまだ残っているものの、動き出しの痛みは明らかに軽減。
1時間に一度姿勢をリセットする習慣が定着し、ひめトレを活用した骨盤底筋・コアの感覚入力により、骨盤まわりの安定性が向上。
「腰で支える」から「体幹で支える」動きへシフトできつつあり、より動けるカラダづくりへ進んでいる。

今後は、ハーフマラソン出場を目標に、運動習慣の再構築と再発予防を継続。股関節・腰椎・脊柱・肩関節の可動域向上。