症例報告【肩こりと腰痛】

症例報告

年代:70代
職業:主婦
性別:女性

主訴
肩こり、腰痛

原因
長時間の座位や不良姿勢による巻き肩・柔軟性低下、股関節や背骨の機能低下

既往歴
特になし
お悩み
・年々悪くなる姿勢を改善したい
・体重を減らしお腹をへこませたい
・散歩の際に歩幅を大きく、痛みなく歩けるカラダをつくりたい

初回の状況
初回来院時は、長時間の座位生活により巻き肩が強く、肩こりが慢性的に出ている状態でした。肩を挙上する動作では十分に上がらず、ご本人も「肩を上げているつもりでも実際は上がっていない」と感じておられました。姿勢写真で確認すると、巻き肩だけでなく全体的に姿勢が崩れており、ご本人は良い姿勢を意識しているにも関わらず思うように整わないことを強く気にされていました。

機能評価では、股関節の左右差、肩の挙上制限、背骨の柔軟性低下が顕著にみられました。そこで、まずは手技療法でカラダの歪みを整え、運動療法で動きの悪い部分を「動ける状態」に戻していくことからスタートしました。特にヒメトレを用いたエクササイズを行うことで「お腹を正しくへこませる感覚」を体感していただけ、良い姿勢を再現できる実感につながりました。これにより、肩の挙上可動域も改善し、カラダが動きやすくなる感覚を得られたことが印象的でした。

6回目の状況
6回目の時点では、肩こりや腰痛は完全になくなったわけではないものの、痛みの強さや出現頻度が軽減し、日常生活での負担感が変わってきています。ご自宅でもストレッチポール・ヒメトレ・足スティックを用いたセルフケアを少しの時間でも毎日継続されており、その習慣が「姿勢が変わってきている」というご本人の体感につながっています。

まだ肩こりが出ることもありますが、以前よりも回復が早く、再発予防につながる基礎体力が整いつつあります。歩幅を大きく保ち、痛みなく散歩ができるようになるためには、今後さらに「より動けるカラダづくり」を進めていく必要があります。そのため、ご自宅でのセルフケアを増やすこと、そして散歩などの全身運動を積極的に取り入れることを目標とし、継続的にサポートを行っています。

まとめ
この方のように、年齢とともに姿勢や柔軟性が低下していくことは自然な流れですが、放置すれば肩こり・腰痛の慢性化や日常動作の制限につながります。+Rebodyでは、歪みを整えるだけでなく「正しく動ける状態」を取り戻し、セルフケアの習慣を通して再発予防・機能改善を目指します。

ご本人も「良い姿勢を保ちたい」「痛みなく歩きたい」という前向きな目標を持たれており、それに対して私たちは専門的なサポートを継続していきます。姿勢改善、体幹機能の向上、日常での動きやすさを積み重ねることで、より元気に、より動けるカラダづくりを実現していきます。