症例報告 年代:70代 職業:主婦 性別:女性 主訴 左肩の可動域制限および疼痛、運動時痛 原因 明確な受傷機転なし 既往歴 特記事項なし お悩み 半年前より、左肩に突発的な痛みが出現。痛みとともに肩の挙上が困難となり、うまく腕を上げられない状態が続いていました。特に洗濯物を干す、高い位置に物を持ち上げるなど、日常生活動作に支障を感じておられました。 初回の状況 初回評価では、右肩は外転挙上180度が可能であったのに対し、左肩は90〜100度で明確な可動域制限がみられました。90度を超えたあたりから強い運動時痛が出現し、可動域の拡大が困難な状態でした。 全身評価を行ったところ、肩関節局所だけでなく、骨盤ユニットの歪みが顕著で、股関節の可動域にも左右差が強く認められました。また、左肩の疼痛を回避する動きが続いた影響で、肩甲骨の回旋運動がうまく行えず、胸郭・脊柱にも硬さが強く出ている状態でした。 6回目の状況 +Rebodyでは「より動けるカラダづくり」と「再発予防」を目的に、まず骨盤ユニットの安定化を優先しました。骨盤底筋を含む体幹部への感覚入力を行いながら、脊柱の柔軟性を引き出すことで、胸郭と肩甲骨が連動しやすい身体環境を整えました。 その結果、運動痛は残存するものの、90〜100度付近で止まっていた肩の挙上が、以前よりもスムーズに行えるようになりました。姿勢保持が苦手で巻き肩傾向が強かったため、再発予防として「ひめトレ」を中心としたセルフエクササイズを宿題として実施。 6回目以降では、肩甲骨を寄せる動きや胸郭の使い方が初回より明確に改善し、肩の可動域制限は徐々に解除傾向にあります。現在は、体幹部の感覚入力を継続しながら、ストレッチポールやアシスティックを用いた運動療法を併用し、脊柱・胸郭の柔軟性向上を図っています。 今後は、洗濯物を干すなどの日常生活動作を痛みなく行える状態を目標に、機能改善と再発しにくい身体づくりを継続していきます。
